私の生まれた日は1954年 11月12日(金)と記録されています。生まれた場所は群馬県草津温泉です。18歳までそこで暮らしていました。10歳の頃の草津温泉のYouTubeビデオです。私の記憶とはもちろん違いますが、参考まで。
東京オリンピックがあった年が昭和39年でした。東京に憧れたのはたぶんその時の記録映画だったと思います。学校は嫌いでした。教育の世界で生きるとはまったく考えていない少年でしたが、本を読むのが好きになったのはこの頃です。ちなみに最初に読んだ本は「ロビンフッドの物語」でした。
草津町には温泉があったせいでしょう。「粟生楽泉園(くりうらくせんえん)」(ハンセン病患者の療養施設)がありました。うっすらおぼえています。町から少し離れた場所にあり、「いっちゃダメ!」と言われていたところです。街の中にそこに住んでいた人だと思いますが、「触るうつるよ!」と言われた記憶があります。
「いっちゃダメ!」と言われると行きたいのが私にとってはふつうです。今から考えれば、そこにいる人が差別されていたんだと認識していますが、当時は自分の家庭も貧しかったので、差別やいじめは当たり前で気にしたことはありません。周りもそういう人が多かった時代です。ただ「私はそれは間違いだ」と思い、自分はそのような人間にはならないと決めていたと思います。というわけで、まず物事はすぐに信じません。疑うということ、自分で確かめること、が自然に身につきました。
昔は、「癩(らい)病」と言っていました。それが、「ハンセン氏病」になり、現在は「ハンセン病」です。英語では、leprosyで特に変わっていません。このような言葉の誤魔化しはいまでもあちらこちらでやっています。日本語は特によくごまかす傾向があります。例えば、痴呆→認知症(英語はdementia)、精神分裂病→統合失調症(英語はschizophrenia)など。
最近は、英語などを語源とする語句は、カタカナ語や頭字語などを使うことが多くなっているのは、その傾向の一環かもしれません。
癩病は ハンセンとなり 夏祭り