Power returning to Spain and Portugal after blackout | BBC News
停電(blackout or power outage)がスペインとポルトガルで起きました。国単位で大規模な停電が起きるということは久しぶりです。日本では大きな停電はあっても地域的なものです。大規模な計画停電は2011年の東日本大震災のときにありましたが、停電はあまりありません。
スペインもポルトガルも行ったことがありますが、報道によると相当な影響があったようです。夏の暑いときでなくてよかったと思います。原因はまだはっきりしないようですが、スペインの送電網の管理企業が、フランスとの送電線の接続を失い、スペイン側で発電量が急激に下がり、不安定になって起きたようです。ヨーロッパ全体の送電網に課題があるようです。
この図は世界の電気の利用状況を表したものですが、パッと見るとアフリカが圧倒的に電力が供給されていないことがわかりますが、必ずしもそうではなく、日本のように安定的に供給されている国は珍しいと言わざるを得ません。たとえば、南アフリカでは計画的に停電があります。また、電力量が制限されている国もたくさんあります。
電気はエネルギー源としては重要になっていますが、国によっては電源はそれほど満足できるほど供給されていません。Our World in Dataによれば、
At a global level, the share of people with access to electricity has been steadily increasing over the last few decades. In 2000, 2 in 10 people lacked access to electricity; this number has since decreased, with fewer than 1 in 10 lacking access in recent years.
少しずつ電気を利用できる人が増えているにはまちがいありませんが、都会と地方ではかなりの差があり、利用の質もかなり差があります。データによれば、以前よりはかなりよくなっていることがよくわかります。その点で日本は先進国であり、あまり感じませんが、中国などの変化はかなり急速であることがよくわかります。
しかし、今回のスペインとポルトガルの問題は、電力の供給と需要というよりも、何か不具合がある場合に、私たちの生活に相当の影響が起こり得るということがあり得るということです。電力の供給が麻痺することにより、交通も仕事も生活もすべてが機能を失なってしまい、それが国全体に影響するということです。ウクライナやミャンマーなどの紛争地域などは場所によっては生活に電気が機能していないという状況が日常的にあるわけで、報道されていないだけです。
How Life Is Without Electricity
私の生活を考えただけでも電気がない生活は考えられない状況です。ほぼすべてに電気がかかわっています。幸いにも、EV車が電池の代わりになりますが、それだけです。今回のことで電源喪失が、あちこちで起きている上水道や下水道、ガスなどの老朽化にともない、次々と事故が起こりそうな都市生活なので、地震や台風や火災だけではなく、さまざまなことを想定しておかないといけないと思った次第です。
春の宵 夕映にあり 多摩川と
