AI Elections: A Digital Revolution in Democracy
こんな時代が来るかもしれません。参議院選挙(house of councillors election, upper house election)が7月20日(日)に行われます。私は選挙には基本的には行くようにしていますが、何か盛り上がらないイベントです。どうしてでしょうか?あるいは、私だけが盛り上がっていないのでしょうか?昔は、政治はまつりごとと言われます。まつりごとは、「祭りごと」と「政」などの漢字が当てられ、古くから、統治するという意味で使われてきました。各地で行われる祭りは神や仏にかかわり、宗教と政治は切っても切れない関係にありますが、日本は、戦後に戦争を起こした反省から、宗教と政治は切り離されることになっています。
Charles Fried (1935-2024) Former U.S. Solicitor General and longtime Harvard Law School Professor は次のように言っています。
Elections are what may be called the festival of democracy, in which it announces, celebrates, and enacts itself. Therefore, election law—the subject of this Issue—plays a central role in how democracy unfolds in this country.
-- https://journals.law.harvard.edu/jlpp/wp-content/uploads/sites/90/2010/01/39_2-Fried_F.pdf
選挙は「民主主義のお祭り」という意識はとても大切だと思いますが、みなさんが集まって、ワイワイガヤガヤと意見を言いながら選挙を楽しむという現象は、あまり見られなくなりました。選挙にかかわる法規制が厳しくなったことによると思いますが、以前からある金権政治を規制するには仕方がないのかもしれません。金のかからない選挙は当然ですが、金をかけなくてもお祭りができるかというと、現状では無理のような気がします。フェスティバルを開催するには、ビジネス的要素を入れない限りできません。
うまく人が楽しむための場所づくり、選挙が祭りとなるような工夫が必要な気がします。ソーシャルネットワークなどが横行する選挙は民主主義のお祭りにはなりません。個人個人が家にいて携帯を見て好きなことを考え、「推し」を求めてただ集まっても、それは民主主義とはならないのではないかと思います。東京都は「民主主義ってなんだろう」というパンフレット(pamphlet)を出しています。教科書的な説明です。しかし、日本は本当に民主主義と言える社会でしょうか?
WHAT IS DEMOCRACY | Educational Videos for Children
民主主義(democracy)と言えば、人権(human rights)ということが頭に浮かびます。一人ひとりの人としての権利が守られるということは、民主主義の根幹です。国連は次のようにその要素(essential elements of democracy)を挙げています。
- Respect for human rights and fundamental freedoms
- Freedom of association
- Freedom of expression and opinion
- Access to power and its exercise in accordance with the rule of law
- The holding of periodic free and fair elections by universal suffrage and by secret ballot as the expression of the will of the people
- A pluralistic system of political parties and organizations
- The separation of powers
- The independence of the judiciary
- Transparency and accountability in public administration
- Free, independent and pluralistic media
国連は、確かに民主主義や人権も重視していますが、現状はその役割を果たせない状況があちらこちらで起こっています。その傾向は、国連だけではなく、多くの国で起こっています。それぞれが自由に主張でき、権力を握った人は自由にそれを行使することができ、それに対して抗うと拘束されて自由に何もできなくなるということが頻繁に起きています。日本は同調圧力(peer or community pressure)により同様のことが起きています。
そうして、自由にものが言える状態がいつの間にかつくられているのです。背景はかなり複雑ですが、民主主義はソーシャルメディアの発達により変異したと言えるでしょう。個人がものが言える社会になるととともに、権力者がソーシャルメディアを利用し統制できるようになっています。ある事実はどう見るかにより変わってしまいます。情報は自由になっている面の裏側で操作されやすいのです。情報が限られている場合、その情報の中で行動できコンセンサスも得られやすかったのに対して、情報が多量になり、知らないうちに情報が操作され、ある方向に促されてしまうことに、人は気づけなくなりつつあります。それに対して声を上げようとしても、それは権力者により圧殺されてしまう可能性があります。
選挙は唯一の国民の力です。が、ふつう、一票の力がどれだけあるかはイメージができません。というわけで、忙しい人や何か用事がある人は行かないのです。今のままでは行かない人は行かないでしょう。おもしろくないということです。
選挙は、まず人が集まれるようなイベントとする必要があります。真面目なことばかり言っていても状況は変わりません。選挙権の年齢を下げて同様です。その面から、マスメディアやソーシャルメディアも総動員で盛り上げる必要があります。学校も会社も社会もビジネスも、すべてがイベントをすることで盛り上がることが大切です。その人の集まりが選挙につながるような気がします。その集まりは選挙だけではなく持続的にもっともっと開催することが大切だと思います。お祭りでいいと思います。「朝まで生テレビ」などの言い合いをするのではなく、静かに楽しく考えあうことです。
ステテコで ビール片手に うちわかな