A Buddhist Monk’s Dream Diary
明恵上人は夢を記録しました。『夢記』は明恵上人の覚書のようなもので、夢や実際の記録が書かれていたようです。全てはもちろん読んでいないので、そのほかの資料で知っている程度です。夢にはもちろん興味があり、ユングやフロイトなどの夢分析は少し読んでいたので、夢自体には人のこころを癒す何かがあるのはもちろんであり、意味があると考えています。
私ももちろん夢を見ます。年齢がいけば行くほど眠りが浅くなり、夢は限りなく見ています。が、起きるとすぐに忘れます。総じて、現在の生活や過去のできごとと関係することで、ほぼ脈絡のないことでとても記録できることではありません。しかし昨日か今日の朝に見た夢はおもしろかったのでおぼえています。それは、
あるホテル(?)に泊まっていて、エレベータに乗ります。乗っているうちに、どこで降りるかわからなくなり、降りるところの階を押すのですが、何度も間違えてしまい、そのうち、下の階に戻ろうと思います。が、それも間違えてしまい、結局どこだったかも忘れてしまいました。そうこうしているうちに、とりあえず降りて階段で行こうと思いますが、部屋を間違えたり、とんでもない場所に行ったり、いろいろな人にそこで会い、何かしている間に、何しているのだろうと考えているうちに目が覚めます。
これは、過去のどの記憶にもない場所です。出てくる人も何人かわかりません。ホテルと書きましたがドアもないような場所です。ホテルだと思ったら、何かの会場だったりしました。私の脳が勝手に作り上げているのだと思います。あえて分析すると、ずっと閉じられている空間から出られなくてあたふたしているような意識があります。何か閉塞感のようなストレスがあるのかもしれません。上手く行かないことが溜まっているという予兆かもしれません。
Internet上にもたくさんのdreamに関する記事があります。たとえば、Dreams: Why They Happen & What They Meanでは、
- Dreams are mental, emotional, or sensory experiences that take place during sleep.
- Dreams are the most common and intense during REM sleep when brain activity increases, but no one knows for sure why we dream.
- Dreaming is normal and healthy, but frequent nightmares can interfere with sleep.
- Waking up gradually and journaling your dreams may help you remember them better.
その中で夢の目的(意味)について次のような仮説が紹介されています。
Building memory(記憶を定着させる)
Processing emotion(情緒を管理する)
Mental housekeeping(感情を整理する)
Instant replay(直近の再現)
Incidental brain activity(脳の活動の副産物)
夢は少しずつ脳の研究からその機能は少しずつわかってきましたが、なぜ脳はそのような活動をするのか、その意味は何かなどほぼわかっていません。証拠と言えば、脳や血流がある反応をしているということだけで、その証拠はその人の認識でしかないわけです。簡単に言えば、存在はしていない危うい状況の報告でしかないのです。
DREAMS: Why They Happen and What They Mean? | What Really Happens When You DREAM 😴 ?
誰もがその経験があるので、「ある」としか言えないのですが、それを示すことができるのは記述の記録です。それに意味があると考えてもおかしくはないでしょう。私自身の経験的印象は、夢は、脳が目的もなく作っている像や断片的な話という気がします。それ自体には何も意味はなく、意識のある生活の中で見聞きした体験を加工して生成しているもので、記録のできない脳の活動のような気がします。眠り自体は意識的な活動を停止する休息期間ですが、脳自体の休息は意識的な活動を補完する活動のような気がします。日頃抑圧しているようなことが夢に出てくることもあります。明恵上人や夢を記録する人は、次第に自分自身の夢を想起することに慣れてくるので夢を記録して分析することができるようになるのでしょう。それをしない人でも、夢自体の記憶は明確ではなくても、夢は現実世界を補完し、脳の働きのバランスをとっているように考えます。
年齢が増すに従い、夢をよく見ます。だいたい3時間か4時間で目が覚めます。すると、夢の続きを見ます。その際には意思が働きます。どんな夢も脈絡はありません。後で思い出しても、ほぼ断片的ですが、続きは見ます。ときどき夢か考え事をしているのかわからない場合もあります。言語もあいまいです。イメージだけが展開しているような場合もあります。出てくるものや人も明確ではありません。外が暗い場合は夢も暗いような気がします。
それはさておき、最近は朝起きると、今日も「生きた」と思うのです。
夕方に セミが鳴かずに トンボ舞う