暗い話題ですみません。差し迫った自分の問題として整理しておきます。認知症は、以前は痴呆とかボケとか言われていました。イメージが良くないとして、2004年から使われ出した。当時は医学部で英語を教えていたので、それ以前からの議論をよくおぼえています。
What is dementia?
しかし、英語ではdementiaで何も変わらないので、やはり場面によっては「痴呆」は使われていたように記憶しています。実に日本的なやり方でむずかしい問題ですが、現在は、カタカナ語や略語を使って処理して、特に日本語訳をつけない傾向にあります。英語に理解のない人にはちょっと訳がわからない状況かもしれません。
それはそれとして、認知症は大きな社会問題です。診断も難しいし、原因も明確ではないし、治療はほぼできないので、周りが対処しなければいけないことになります。本人が認知症かどうかもわからない状況も多々あります。私の母は92歳で亡くなりましたが、コロナ以前から認知症的な状態が自然にあり、コロナ禍の中、特養老人ホームで面談もできない状況で亡くなりました。特に人に迷惑をかけたようなことは聞いてませんが、悪かったと後悔しています。
軽度認知障害(mild cognitive impairment)(MCI)は、年齢とともに気にしなければいけないことのようです。それが発展すると認知症になる可能性が高いそうですが、違いはよくわかりません。
Mild Cognitive Impairment: A Roadmap to Cognitive Wellness
このビデオを見ると、思い当たることがいくつかあります。障害が始まったかと思います。が、考えてみれば、若いときも年齢を重ねても、常に変わっていて道を極めるなどということはないと思うようになりました。昨日と今日は違い、今日と明日は違います。
認知症は病気となっていますが、付き合い方によるのかもしれません。ボケとか痴呆とか名称は変わっても、dementiaは、out of one's mind(忘れる)という状態のことで、結局、自分がわからなくなることでしょう。忘れたいことは忘れた方が良いが、忘れたくないことまで忘れてしまうというのは、寂しいです。でも、それらもひっくるめてすべて忘れてしまえば問題ないかもしれません。
忘れても 忘れなくても 二百二十日