Sustainable Development Goals and LGBTI people's human rights | SDG 10: Reduced Inequalities.
SDG 10の目標は、Reduced inequalities (人や国の不平等をなくそう)です。Reduce inequality within and among countries(各国内及び各国間の不平等を是正する)という目標はわかりやすく、誰もが納得することでしょう。しかし、裏を返せば、そうはなっていない現状があるということです。具体的な目標の中には、By 2030, empower and promote the social, economic and political inclusion of all, irrespective of age, sex, disability, race, ethnicity, origin, religion or economic or other status(2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する)があります。指標は、Proportion of people living below 50 per cent of median income, by sex, age and persons with disabilities(中位所得の半分未満で生活する人口の割合(年齢、性別、障害者別)です。
これは、ほぼ理想的で達成はできないと思います。目標として掲げることは重要かもしれませんが、あまりにも高い目標は絵に描いた餅となる可能性が高いです。ポイントは、指標に具体的な数値を示している点です。所得がある程度保証されることが、やはり不平等のきっかけとなります。豊かになれば、人は余裕が生まれ、つまらないことに目くじらを立てない可能性が高い。
概要は次のとおりです。
ますます格差は広がっています。特に移民や弱者や生活が安定していない人たちが被害にあっています。思いやる気持ちだけではどうしようもありません。
差別やいじめは根絶するのはむずかしいです。いくらルールを決めても、罰則を課しても、人間の感情はコントロールできません。嫌なものは嫌ということ、文化や習慣の違いということ、ルール自体が違うということなどは、それぞれが正しいと思っていることで、そう簡単には対立はおさまらないでしょう。問題は、暴力や社会活動の制限や干渉を強制的に与えることです。圧倒的に力の差がある場合は、他方に実害があります。死に至るかもしれません。これはよくない。冒頭のビデオは、LGBTI, LGBTQなどの課題にも言及しています。価値観としては認めたくなくても、社会的な権利として認めていくことは重要だと思います。
英語で不平等はinequality、それに対して不公平はinequityというのが妥当だと思いますが、なんでも平等で競争はなしなどと極端な傾向に走ることもありました。equalityは「違うグループでも社会的に同じ扱いを受ける権利(the right of different groups of people to have a similar social position and receive the same treatment)」(Cambridge dictionary)というような意味で使われるようです。それに対して、equityは価値としての公平さという意味です。SDGsの目標としては、やはりこの権利という面から明確にわかる不平等を解消しようとしていることでしょう。それは大切です。が、言葉だけで終わらないようにしたいものです。ガザの複雑な問題にも、このSDG 10が重要と考えます。ただいまガザは食べ物がないそうです。これは不平等ではないでしょうか?
