The Importance of English
英語を学ぶことは重要です。また、英語は世界中で重要なビジネスです。それは、英語圏で暮らす、あるいは、英語を母語として生まれた人にはメリットとなっています。が、多くの国では第2言語あるいは外国語として学び、実際に必要な言語となっています。
日本で生まれ育っている私たちにとっての英語学習は、学校での外国語という教科の科目です。戦後中学校で選択科目として導入されずっと続いています。2020年からは小学校にも正式に科目として導入されました。
しかし、いつの頃からか高校や大学の入試科目として重要になり、また、検定試験などが定着し、英検、TOEICなどが社会で重要な意味を持つようになりました。1980年代後半から外国人指導助手や国際交流委員などを進めるJETプログラム制度を導入し、英語を母語とする人を学校現場や社会に提供しました。つまり、英語は学校の科目なのです。そして、次のビデオのような批判が多々あります。
日本の英語教育で変えるべき3つの事(日本語字幕あり)
批判はどのようにしてもありますが、長い間同じような批判が続くのは問題です。総じて見れば、このような批判は、明治以来ずっとです。状況は違いますが、岡倉由三郎の『英語教育』(1911)などを読むとよくわかります。解決するのは、そう簡単ではありません。
それでも、着実に変わっています。授業も英語を使う場面は増えてきています。英語が使える若い人は増えています。海外でも活躍している人は、私は増えていると思います。問題は、二極化している傾向がよく言われます。これは、英語を使う必要がないので仕方がありません。
私見では、こう思います。一部の人には怒られるでしょうが、受験ビジネスをやめることです。つまり、入試のあり方を変えることです。英語は試験科目から外し、高校でも大学でも入学要件とすることです。要件は、CEFRの基準に照らす程度で十分です。英語でする授業についていけるかどうかを確認することです。知識や細かい点数で判断するのはやめることで、受験産業は大きな痛手となるかもしれませんが、英語はやめるべきです。
現在、たくさんの英語学習リソースがあります。どれもほぼビジネス関連です。ビジネスはもちろん重要です。が、学校で対応できるような内容が多いと思います。公教育の人材をもっと有効に利用し、家庭の教育費の負担はできる限り抑え、学校に行けばよい教育が受けられるような基本的システムに回帰すべきでしょう。
単純ですが、「英語を学ぶこと」は大切です。でも、それは、いい高校に行く、いい大学に行くなどではなく、「英語が使えるようになること」が目的です。それはそれほどむずかしいことだとは、私は思いません。文部科学省の学習指導要領の目標と同じです。そのために、もう少し私も貢献したいと考えています。
十五夜 世界中が見た スーパームーン