2025年3月15日土曜日

Monologue / 独り言 2025年3月15日(土)

公共の場で独り言(? monologue, self-talk)を言っている人は、ちょっとおかしいのかと思うときがあります。意味もなく何かをぶつぶつ話している人は少し警戒が必要です。しかし、そのような特性を持って生まれた人もいるので、偏見を持ってはいけません。ADHD (Attention Deficit Hyperactivity Disorder)の人は、そのような傾向がありますが、決して異常なことではありません。また、芝居では、モノローグは重要です。独り言は、英語で、talk to oneself, think out loudと言ったりします。ある意味、声には出さなくても誰もがそれをしています。

私は、基本的に声に出す独り言はありませんが、頭の中でずっと考えています。考えるには言葉が必要です。言語のこのような動的な役割を、英語で「languaging ( the process of making meaning and shaping knowledge and experience through language)」などと、Swain (2006)という人が言っています。頭の中で考えている言葉が口に出てしまうと、おそらく何を言っているか聞いている人はわからないと思います。誰かに話しているのではなく自分に話しているからです。いわゆる文法などは関係ありません。発音も語彙も関係ありません。自分がわかればよい訳です。実はこの日記も書き殴りなので、たぶん読んだ人はちょっとわからないかもしれません。つまり、この日記は私の「独り言(monologue)」なのです。

モノローグあるいは独白は芝居の用語です。有名なモノローグは、Hamletの「To be, or not to be, that is the question」でしょう。この後かなり長く続きます。独白(soliloquy)と言います。特定の相手はいません。本当に一人で自分自身に語ります。二つ目は、話す相手がいますが、会話ではありません。A Midsummer Night’s Dreamで、「My mistress with a monster is in love. ...」のセリフがそうです。三つ目は、観客に向かって話すモノローグです。四つ目は、一人芝居です。役者としては、このモノローグは役者としては重要な演技です。

私はモノローグはとても重要だと思っています。もちろん誰かと話すことも、人前で話すことも、すべて大事にしていますが、その基本はモノローグです。それは、talk to myselfでもthink out loudでもありません。やはりmonologueです。退職して人と話す機会(特に仕事上で話す)は少なくなりました。相手に気を遣う必要もなくなりました。誰とも話す機会も多くなりました。しかし、以前から一人で考える時間は多くとっています。基本的に友達がいなくても、たぶん私はまったく大丈夫です。テレビやラジオがあり、本があり、インターネットがあります。モノローグを効果的に使っていると思います。

私は、少しずつsocial mediaを使わないようにしています。Internetもそうですが、かなり操作されているような気がしています。多くの怪しい情報がたくさんあります。また、私の傾向を読んで、その方向に案内しています。media literacyは以前にも増して重要な能力になりつつあります。人とのやりとりも同様です。一人で冷静に考える、自分との対話 (monologue)の時間を取ることは、最近重要だと特に感じるようになりました。


モノローグ 我と向き合う 春時雨