My Brain on Information Overload
ここでは、情報の過剰なことに関して考えたいと思います。英語では、まとめて、information overload というような言い方をしますが、多様な表現で言われています。たとえば、
information overabundance, infobesity, infoglut, data smog, information pollution, information fatigue, social media fatigue, social media overload, information anxiety, library anxiety, infostress, infoxication, reading overload, communication overload, cognitive overload, information violence, and information assault.
詳しくは、Bawden, D. & Robinson, L. (2020). Information Overload: An Overview. In:Oxford Encyclopedia of Political Decision Making. . Oxford: Oxford University Press. doi: 10.1093/acrefore/9780190228637.013.1360
https://openaccess.city.ac.uk/id/eprint/23544/1/information%20overload%20-%20an%20overview.pdf
を参照してください。
実際、最近起きているさまざまな事件や出来事や考えなど、マスメディアやソーシャルメディアで、信頼できるか、できないかにかかわらず、好きなように垂れ流されています。マスメディアでは、一応のガイドラインがあり、ルールがあるのでしょう。私は詳しくは知りませんが、ときどき基準がよくわかりません。たとえば、ニュース報道では、事件に関して、名前や顔の画像などの情報を出す出さないの基準、「認否は明らかにしていない」などの決まり文句など。そのような情報がソーシャルメディアでは垂れ流しになっていたりします。
メディアの人通しでは、おそらく細かい特定の情報を共有できているようです。ワイドショーなどを見ていると、「これはしゃべっていいことかどうかわかりませんが、。。。」などというコメントをよく聞きます。個人情報保護法、守秘義務など、厳しい法令もあり、情報の出し方が歪んでいる面があります。私のようなアカデミックな世界で仕事をしている人間には、信頼性や妥当性は基本的に大切です。つまり、匿名性は担保しながら何事も正直に対応します。噂のような類は避けて、事実や証拠をもとに議論します。しかし、これだけ情報が溢れていると、すべてを確認することは不可能に近く、「〜によると」という表現は必須になります。
また、マスメディアの報道を見ていると、同じような情報が何度も何度も過剰に繰り返されます。さらには、コメンテーターといわれる人たちがそれぞれの立場から不要な話をしています。報道ならば報道という立場で正確に適切にすべきではないかと思います。ソーシャルメディアやネットのニュースは、不確かな情報や広告などが混在し、最近は見ません。マスメディアで公開されている行為や言動に対して、配慮のない発言を垂れ流して、敵愾心を助長するような構図があり、対立や不審がさらに高まるようになっています。すべて情報が混乱し整理されていないことが原因にあるような気がします。
もう終わって欲しい『嫌いなワイドショー』番組TOP10
メディアを規制することは、かえってよくないことは当然です。しかし、メディアの整理は必要だと思います。マスメディアの整理、ソーシャルメディアの整理など、仕分けをどこかでする必要があります。どの世界でも交通整理は必要です。それよりも根本的な課題は、個人のメディアリテラシー力に期待するしかありません。そのための教育、整理、議論などが、もっとあって然るべきです。現行のワイドショーのような垂れ流しは避けるべきでしょう。
現在のメディアのあり方はとても危険な方向に行っていると強く感じます。
大寒や 噂だけでも 右往左往