高校の教員としての1年目はいい加減だったと反省してます。ただ一つだけ努力したことは授業です。とにかくうまく行かなかったので四苦八苦でした。しかし、教員としての仕事は面倒なこともたくさんありましたが、総じて授業を通して学ぶ楽しい日々でした。自律的に行動できたので、高校の教員として、家族と共に、ずっと退職までと考えていました。
大学の卒論は、アメリカ演劇でArthur Millerを研究しました。研究といっても稚拙な内容ですが、末永國明先生に指導してもらい、けっこう熱心に取り組みました。その後もこの劇作家からは多くの影響を受けました。末永先生と出会えたことも、私の人生では大きかったです。
仕事、英語の勉強、部活動指導など、家族を顧みずに、高校は3校を経験しましたが、後悔はありません。話せば長くなる紆余曲折ありの18年間ですが、結局、志半ばで辞めました。自分の思いや意図だけではうまくいかないし、それが分かっていても、自分自身の気持ちが維持できないと感じました。人生ではじめて味わった危機だったと思いますが、Arthur Millerの戯曲はShakespeareの戯曲を読んでいたことが救いです。落ち込みませんでした。
逆に、「英語教育」はもう少し極めたいと考えていたことが、私を救ってくれたと思います。高校の仕事で忙殺されることがあっても、末永先生の紹介で大塚英語教育研究会に参加していたことが、「阿留辺畿夜宇和」だったのでしょう。大塚英語教育研究会ではたくさんのことを学びました。また、それが多くの縁をつくってくれました。
たいしたこともない人生ですが、高校の教員時代が良くも悪くも、体力もあったし、よく学んだ日々でした。同僚や生徒とぶつかることも多々ありましたが、誠意をもってやってきたつもりです。しかし、それでも嫌なことはやりたくないというのが、自分の性分なのでしょう。明恵上人のような人にはなれませんが、自分自身で納得のいくことをしたいと思うのです。それが、私の「阿留辺畿夜宇和」です。
天の川 阿留辺畿夜宇和 夜空見る