2025年3月29日土曜日

The school year /学校の年度 2025年3月28日(金)、29日(土)

日本の学校の年度は、4月1日に始まり、3月31日に終わります。昔から、日本の年度はこの方式です。1886年(明治19年)からこのようになり、そのままです。特に理由はありません。しかし、いつの間にか、春は入学式と桜というイメージが定着し、歴史となりました。欧米に合わせて9月入学としてはどうかという意見が昔からあります。理由は、留学に不利だということです。しかし、大筋変わりません。学校の9月開始は本当に世界標準なのでしょうか?

結論から言うと、決まりはまったくなく、国によってかなり違います。たとえば、合衆国、イラン、メキシコは9月〜6月、オーストラリア、ブラジル、ナイジェリア、南アフリカは1月〜12月、中国は9月〜7月、コスタリカは2月〜12月、フランスは8月〜6月、ロシアは9月〜5月、韓国は3月〜2月、エジプトは10月〜5月、インドは6月(7月)〜2月(3月)などなど。年度という概念がない国もあります。学期で動いている国もあります。要するに、4月から始まり、3月に終わるという年度にデメリットはないということです。

この時期は教育の中にどっぷりと生きてきたので、身体に染みて少し気分が違います。なぜなんだろうと思います。70年間のうちで、小学校ちょっと不登校の私でも、60年間以上は生きてきました。いまはこうしてまったく関係なく生きています。昔は学校というところは嫌いで、機会があればサボることばかり考えていました。教師になっても基本的にそれほど好きな場所ではありません。生活のために働いていました。しかし、子供や生徒と接するのは嫌ではありません。むしろ関わりたいと今でも思います。

幸い、少し関わる事ができているので楽しいですが、この時期が嫌になる子どもたちもたくさんいます。学校という制度に縛られていると、そのレールから離れると、もう戻るのは至難の技です。多くは、「勉強が嫌だ」とかいうことではなく、レールに乗っていることが嫌なのです。入試のシステムは相変わらずプレッシャーです。また、友達との関係もプレッシャーです。不登校や自殺や非行など相変わらずです。どんなに助け舟を出そうともシステムが変わらない。

私は、ギスギスすることが嫌いです。多様な考えを包含する柔軟なシステムが、人が豊かに生きるためには必要です。そこでもまたギスギスしますが、さらに柔軟な対応をすることがカギだと思っています。厳密、厳密、となると絶対にうまくいきません。ルールが支配する社会はやはり息苦しいのです。教育は人をコントロールすることではなく、それぞれの生き方を支援することです。それとともに社会全体を可能な限りよい方向に導くことです。そのためには、過去にしがみつくのは得策ではありません。ゆるやかにしなやかにたおやかにやっていきたいと思います。


蒲公英に そっと尋ねる 楽しいね