2024年12月13日金曜日

子どもの権利条約 / Convention on the Rights of the Child 2024年12月13日(金)

子どもの権利条約(Convention on the Rights of the Child)は、多くの人が知っているUNICEFの活動の一環です。1989年11月20日に国連総会で採択されたそうです。国連の機能は多様でかつ限定されています。政治面では現状では迷走していますが、代替する機関もありません。締結している国も多いはずですが、児童虐待はなくならないし、紛争では多くの子どもが被害にあっています。国によっては教育も不十分です。

残念ながら、決まりごとが守られない、捻じ曲げられる事例が積み重なっているように思います。世の中で信じられないことがあちらこちらで起きています。情報通信の発達により、メディアというものが多様になり、判断基準があいまいになり、多様な意見や考え方が世界中に溢れるようになりました。おそらく子どももその影響を受けていることは間違いありません。

子どもの権利条約は、子ども(18歳未満の人)が対象です。しかし、0歳から18歳はかなり幅があります。条約の基本は、子どもがおとなと同じようにひとりの人間として権利を持っているということだと思います。生きる権利、成長する権利、暴力から守られる権利、教育を受ける権利、遊ぶ権利、参加する権利などと分類できます。社会はそれを尊重するのが求められますが、現状はそう簡単に行きません。この三十数年の間にどれほど進展したのでしょうか?

良い報告がある一方、悪い報告もあります。一人ひとりの子ども、地域、年齢で様々です。UNICEFのThe State of the World's Children 2024は未来の子どもについて3つの方向性について述べています。

demographic transitions(子どもの地域による偏在)

climate and environmental crises(気候と環境の危機)

frontier technologies(最先端の科学技術)

私のそれまでにこの世から消えていますが、確かに周囲だけを見るのではなく、地球規模で考える必要があります。詳しくはレポートを見てください。

子どもの権利条約でいつも気になるのが、子どもの人身売買(child trafficking / human trafficking)です。日本ではどちらかと言うとあまり話題にならないのですが、多くの国では大きな問題です。搾取が目的で、次のようにUNICEFで定義されています。

Child victims of trafficking are recruited, transported, transferred, harboured or received for the purpose of exploitation

日本でも、意識しないと見過ごすことがありますが、これに該当する事例はたくさんあります。少子化になっているにもかかわらず、虐待、いじめ、児童労働など、社会が子どもの権利を守る姿勢が希薄の場合が多々あります。あるいは、それを利用する人もいます。やはり政治がもっと配慮すべきでしょう。


子どもたち 耐えて健やか 冬の草