Billy Elliot
Billy Elliot は2000年に映画となりました。当初は『リトルダンサー』ということで日本では紹介されました。その後、2005年にBilly Elliot the Musicalとしてロンドンでミュージカルとして上演されました。現在、日本で『『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』として上演されています。2020年にも上演されていますが、コロナ禍でたいへんだったようです。個人的には、どうせ上演するならば、ロンドン版をそのまま上演する方がよかったのではないかと思います。
背景となる場所は、北イングランドのダーラム周辺のようで、サッチャー政権の影響で炭鉱労働者が不況に苦しむ中で、少年がバレーダンサーで成功する物語です。その頃から、イングランドやスコットランドによく行くようになり、ダーラムやニューカースルあたりにも何度か訪れていたので、映画はとても印象的でした。また、男社会の炭鉱労働者の社会からバレー(barret)に興味を持っていく少年の様子がよく描かれていて、授業でも何回か扱ったことがあり、LGBTQなどの教材としていい教材だと思いました。
さらに、私の大好きな映画How green was my valley(1941)を思い起こしたので、共感がありました。
How Green Was My Valley - opening monologue
How Green Was My Valley. Hollywood Endings
両方の話は、家族がテーマです。さらに、少年期の子どもの葛藤をよく描いていると思い、何度見ても感動します。
「リトルダンサー」という日本語は好きではありません。映画のシナリオを書いた人は、Lee Hallという劇作家です。Billy Elliotは社会的な背景がどうのこうのと言うよりは、少年の成長の物語として見るのがよいと思います。その点から「リトルダンサー」としたのはわからないではないですが、物語の内容を的確に表しているとは思えません。その点で、ミュージカルは、「ビリーエリオット」としているのは適切と思います。しかし、日本でどれほど評価されるのかは、私にはわかりません。評価されることを願いますが、話題にもあまりならないのかなと危惧します。
踊り手は ビリーエリオット ミュージカル