2024年9月13日金曜日

英語力はどの程度必要か?  2024年9月13日(金)

日本だけではなくどこでも英語力は求められています。現在の状況ではこれは従わないわけにはいきません。「英語は嫌いだ!」ではすまないでしょう。日本語は嫌いだいうことは、日本に生まれて日本語を使っている限りにおいて、あまり聞いたことがないです。「国語(教科)は嫌いだ」というのはよくありますが。

では、英語はどの程度できればよいのでしょうか?ふつうの人とのつきあいにおいては、基本的な語句やよく使う言い回しで十分で、正確な発音は特に必要はないでしょう。文法もそれほど複雑なルールは必要はありません。いわゆるCEFRでA1で十分だと思います。大切なことは継続して使うことです。

これは街頭での英語のインタビューの様子です。けっこう英語でコミュニケーションしていると思いますが、どうでしょうか?街の中でこのような英語を使う場面が増えてくると、英語でコミュニケーションすること自体はそれほどむずかしいことではないと思います。

しかし、英語で学習するということや、仕事で英語を使うということになると、少し話は違ってきます。基本的な発音、語彙、文法の理解は確かに必要です。また、実際に、聞く、読む、話す、書くという活動には、内容に関連した英語の知識もなければならないし、そこで使われる英語にも慣れる必要があります。そうでなければ対応できません。それは英語力の試験とはまた違います。実際に「使う」という経験がある程度なければいつまでも使えない可能性があります。英語のテストのためだけに知識や技能を身につけても、単なるテストのための知識であり技能です。それは本末転倒でしょう。

学校での授業としての英語は、大きくコミュニケーション主体に変わっている授業と、相変わらずの文法訳読というスタイルの授業の双方が依然として続いています。文部科学省の方針は決して間違っていませんが、あまりにも多くのことを要求していて、結局現場は変わりません。教科書も入試も相変わらずです。大学に至っても同様です。TOEICや英検の結果を目標として、実際の英語授業活動はそれほど変化していません。背景には変わることを嫌う風潮があります。ただでさえ忙しくなる仕事をそれ以上忙しくしたくないのです。

失敗すれば責任を取らなければいけません。そうであれば誰もあえて危険なことはしたくないでしょう。たかが英語もそうです。ただ入試やテストのためだけに英語学習があれば、そのビジネスをしている人は変わってほしくないのです。

これが続く限り大きく変わることはおそらくないでしょう。「英語力はどの程度必要か?」という質問には、「今のままであれば、あえて英語やらなくてもいいです」となっても仕方がないかもしれません。

秋黴雨 暑さもそろそろ さようなら