Australia's States and Territories
オーストラリアは多言語多文化の国です。6つの州(state)と2つの特別地域があります。New South Wales, Victoria, Queensland, Western Australia, South Australia, Tasmaniaと、Northern Territory, Australian Capital Territoryです。言語は先住民の言語なども含めてたくさんあります。公用語は英語となっています。多くの移民の人の言語にも配慮して多言語教育を推進していますが、事情は様々なようです。詳しくは知りません。
私が現在滞在しているVictoria州では、ヨーロッパ言語やアジアの言語の授業を小学校や中学校で提供しています。インドネシア語や中国語や日本語は比較的盛んなようです。生徒はどれかの言語を選択して履修し学ぶのがふつうですが、指導する先生がいるかなど事情によりどの言語を指導するかは学校の状況によるようです。日本語の授業は前回紹介したHuntingdale Primary Schoolの日本語授業を20年ほど前に参観したことがあります。それから昨年参観する機会がありました。20年の月日は大きな変化をもたらしていました。非常に充実した日本語教育になっていてびっくりしました。その他にも日本語や中国語の授業を見る機会がこれまでたびたびありました。生徒の意欲の問題もありますが、基本的には強制するというよりは、楽しく意欲を持つような授業展開です。日本の英語教育とほぼ似ていますが、受験などという環境がないので、明確な意欲を持っている生徒はかなり熱心に学習していたことが印象的です。言語は基本的にそのような環境で学ぶことが重要だと認識しました。
大学における指導法の授業も参観させてもらったことがあります。いわゆるTESOLの指導が基本で、基本的な指導法や活動を学び、それぞれの対象とする言語に当てはめ、それぞれが指導する言語を自律して考え、互いに紹介し共有するというとても興味深い授業でした。一つの教室に多言語指導や多文化指導の観点が自然に取り入れられていた点は、日本では考えられないことでした。日本では、他の外国語を指導する学生も、英語科教育法を履修し、英語で教育実習をして、機会があれば対象とした外国語(フランス語やドイツ語など)の指導に当たることがあります。が、状況はまったく違っています。
メルボルンでは、学校によってどの言語に力を入れるかが違います。熱心にやっているところは、バイリンガルに力を入れて、CLILなどにも対応しています。州のカリキュラムは一応決まっていますが、どの程度するかは、学校や先生の裁量によって違うようです。2月と8月に学生の日本語ティーチングアシスタントなどを受け入れたり、通年で日本語支援を入れている学校もあり、日本人の日本語の先生やそうではない日本語ができる先生が担当していたりしています。それぞれの言語によって事情は違いますが、先生の力量によって授業内容も変わっています。面白いのは、イタリア語が意外と盛んです。
How Many Languages Are Spoken In Australia?
日本語が人気があるかどうかは、そのときの経済や社会の動向によるようです。現在は日本は景気があまりよくないので、少し翳りがあるようですが、それなりのニーズがあり、盛んなようです。マンガ、アニメ、ゲームなどで根強い人気はあり、メルボルンには日本にゆかりのある人も多く住み、少しずつ文化が根付き、他の国の文化と融合して、とてもおもしろく発展しています。しかし、このような状況は、オーストラリア全体ではなく、ごく一部であり、今後この国がどのように発展していくかは定かではありません。白豪主義などと言われた時代とは大きく変わっていますが、その頃の考え方は根強く息づいているような感じもします。
夏涼し オーストラリアは 多様なり
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