昨日深圳の日本人学校で悲惨な事件がありました。個人的な問題だと思いますが、背景は複雑です。中国人とか日本人とか、中国と日本とか、そのような大きな対立の問題とはしない方がよいと思いますが、長い歴史からすると、おそらく消えない課題です。しかし、これは世界中の人類の課題でもあります。その都度冷静に対応することが大切です。日本以外での報道はそれほどないのが実態です。
Japanese schoolboy dies following stabbing in China | Radio Free Asia (RFA)
私の中国英語教育研究はその頃始まりました。主に教員養成や研修についてです。教育課程、教科書、教員養成のシステム、実際に授業など、資料だけではわからないので、実際に訪問すること、教師と話すことなどで調査してきました。中国はその間に急速に進歩しました。新しいことをどんどんと取り入れていました。それに較べて日本はそれまでのやり方を変えませんでした。忸怩たる思いです。現状はどっちもどっちです。
さいごに中国訪問したのは、2019年の秋のハルビン市です。インターナショナルスクールや小学校を訪問しました。日本語教育も少しずつ普及し、日本への留学を希望する生徒ととも会いました。もちろん欧米に進学する生徒も増えていました。私たちとCLILを通じて連携することを話し合い、前向きに進む予定でした。しかし、2020年に新型コロナ感染の蔓延が起こり、日本との関係も悪化し、頓挫しています。
中国では、富裕層の人たちとそうではない人たちの格差が大きく、教育の実態は正確には掴めませんが、英語教育に関しては大きく進歩したと思います。ただ、東アジア的な、テストのための英語学習の雰囲気は拭えません。多くの生徒は、知識はあっても、実際に英語を使う機会がないために、実際には役立たない場合が多々あります。小学校の英語教育も急速に進めましたが、やはり中国語を重視する姿勢に戻っています。外国人教師も盛んに導入しましたが、現在はそうではありません。
日本と中国の英語教育の連携は効果的だと思って研究をしてきましたが、政治的な問題でうまくいきません。中国からは富裕層の若い人が日本に多く来るようになっています。その受け入れも盛んです。よい傾向だと思いますが、これでは交流とは言えないし連携とは言えないでしょう。政治的な課題が解決されない限り、日本の若い人が中国に向かうことは、なかなか進まないのが現状だと思います。
ただ、研究は今後も続ける予定です。状況が好転すれば中国に足を運び交流し、研究したいと思っています。
晩秋に ハルビン訪ね 人の温もり
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