Presentation of Finnish Education
朝日新聞(10月7日付朝刊)に「学習指導要領は詰め込み過ぎでは」という記事が載っていました。(私が知っている)みなさん、そう言っています。多くの人の声だと思いますが、もちろん「そんなことはない」という人もいるでしょう。世の中はそれが健全です。
学習指導要領は、多くの人がかかわり優秀な研究者や教師がまとめたガイドラインで、基本的になるほどよくできていると思いますが、あまりにもこれまでの方針を踏襲して作成されているので、網羅的であり、正確に理解している先生はほぼ皆無でしょう。実際、多くの先生は読んでもいない状態です。何かの通達を理解しているだけで、日々の指導で一杯です。
冒頭のビデオは、日本とは対極的な国、フィンランドの教育についてです。もちろん現実は少し違いますが、基本的な教育をイメージしています。1番に、Quality of lifeとHuman capital potentialをあげています。教育に重きおいていることは、多くの人がよく知っています。 PISAのランクが下降気味だと批判する人がいますが、フィンランドの人は気にしません。それはこのビデオがよく表しています。
フィンランドの現行のコアカリキュラムの目的は、
教科横断的な能力(transversal competences)です。決して新しい考えではありません。が、次の能力の育成に焦点を当てています。
- thinking and learning to learn
- cultural competence, interaction and self-expression
- taking care of oneself and managing daily life
- multiliteracy
- ICT competence
- working life competence and entrepreneurship
- participation, involvement and building a sustainable future
わかりやすくありませんか?日本の学習指導要領は「生きる力」とまず述べていますが、その先があれもこれもです。文部科学省のウェブをご覧ください。一目でわかりません。キーワードだけちょっとあげると、「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」「主体的・対話的で深い学び」などがあります。が、その後の解説が長いのです。その趣旨を説明するために、何度も研修があり、また、教員採用試験対策の解説まであります。一つのビジネスのようになっています。これってどうなのでしょうか?
生きる力 学びの、その先へ
悪いビデオではありません。あまりにも多くのことを、教師や保護者や社会に求め過ぎではないでしょうか?学校の先生や生徒をもっと信頼すべきです。悪い先生もいるかもしれませんが、子どもから見れば悪い先生はすぐにわかります。そのような社会が長い目で築かれていくことを、教育は考える必要があるでしょう。
問題が多すぎて、一気に解決はできないでしょうが、一つひとつ解決していくことが大切だと思います。いい加減に詰め込みはやめましょう。成果を求めないようにしましょう。やりたいことをできるシステムにしましょう。細かいルールばかり気にしないようにしましょう。失敗には寛容にしましょう。学校というシステムは柔軟にしましょう。一人ひとりの学びを大切にしましょう。
秋晴れに さわやかな空気吸って 生きる
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