2025年3月6日木曜日

Allergic rhinitis / 花粉症 2025年3月6日(木)

花粉症(hay fever, pollen allergies, allergic rhinitis)の季節となりました。インフルエンザやコロナ感染の予防か花粉症の予防か、街にはマスクをした人がたくさんいます。たいへんですね。私はまったくアレルギーがないのでその苦しみは分かりません。花粉症は英語でもさまざまな言い方をします。たぶん日本の現状からするとpollen allergiesが適切だと思います。

しかし、花粉だけではなく、多くのアレルギーの原因となるアレルゲン(allergens)がきっかけで、ホコリなども含んで考えるので、アレルギー症状とまとめて考えるのが一般的です。アレルギーは、私たちの身体がある特定の物質に反応して悪影響を与えることだと理解しています。現代はそれが顕著になっています。特に子どもがその影響に敏感です。しかし、大人でもあるきっかけで発症することが多々あります。

日本の花粉症は、スギが原因となることが圧倒的ですが、主に都会で悪化しています。杉林があっても飛び散ることなく土に吸収されるならば、それほどの被害はないようです。しかし、アレルギー全体の問題はもっと複雑です。たとえば、ホコリやダニ(dust mites)など、動物の角質(animal dander)など、食べ物(food: nuts, fruit, shellfish, eggs and cow’s milkなど)、虫刺され(insect bites and stings)、薬(medication)、ラテックス(latex)などのゴム製品、カビ(mould)、家庭の科学物質(household chemicals)など、たくさんあります。

症状はそれほど重症とはなりませんが、適切な治療法や薬はないのが問題です。くしゃみ(sneezing)、鼻水、鼻詰まり(a runny or blocked nose)、目の充血、目のかゆみ、涙目(red, itchy, watery eyes)、息切れ、咳(wheezing and coughing)、発疹(a red, itchy rash)、喘息や湿疹(worsening of asthma or eczema symptoms)などの症状が特徴です。

さて、マスク(face mask)についてです。日本は、コロナ以前からマスクについては使用頻度が高く、他国に比較して突出しているような印象があります。コロナが落ち着いた以後もマスクをしている人は多く、花粉症予防だけとは思えない現象です。なぜなのかよく分かりませんが、いろいろな理由があるのでしょう。女子大学に勤めていたときからマスクしている人はたくさんいました。医療系の大学にいたときも必要に応じてそうでしたが、女子大の事情はちょっと違っていたように思います。

日本は、「顔を見せたくない」という現象が他の国に較べると顕著な気がしています。容姿を気にする、目を合わせない、コミュニケーションを取るのが嫌など、対人的な原因があると思います。いくつか研究もあるようですが、詳しくは知りません。ムーミンの話の中に「The invisible child」という話があります。Ninnyという女の子は嫌な経験から身体が見えなくなっているという設定です。現象としては、おそらくこれと似ていると思います。

私の個人的な経験ですが、人と対面でコミュニケーションをするのを嫌う人が多くなったような気がします。メールやソーシャルメディアの発達によるのでしょう。顔を見せたり、声を聞くのは、余分な気を使わなくてはいけないので、気を使わないコミュニケーション以外は自分の世界にいた方が安全で安心だということでしょう。私自身はマスクは必要以外しませんが、人と直接話すのはだんだん嫌になってきました。そういう世界がますます進むのだと思います。

アレルギーは、単に体に影響を与えるだけではなく、精神にも影響を与えるのかもしれません。


春なのに 見えないこころ 花粉症 



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