2025年3月7日金曜日

Pedagogy and didactics / 教育とは 2025年3月7日(金)

      The Science of Teaching, Effective Education, and Great Schools


 教育」は、ふつう英語でeducationと言います。「教え育てること」です。それに加えて、英語でpedagogyとdidacticsという言い方があり、昔は「教授法」と言っていたかもしれません。「英語教授法」などとして、English pedagogy, English didacticsなどと、私が関連する世界では使っています。しかし、「教授」という言い方は、「大学教授」などとして今でもふつうに使われ、自分自身もその職にありました。いまでもそう呼ばれることもあります。小中高などの場合は「教諭」としています。「教授」は「教えを授ける」、「教諭」は「教え諭す」ということだと思います。その意味から、「教授」は「教育」とは微妙に違います。しかし、私はpedagogyという用語を「教育」という意味で使うことが多くあります。

Pedagogyとdidacticsの違いには、歴史的な背景があるようです。多様な意見があり議論があり、ここではこうであると説明するのはむずかしいです。私自身は次のように理解して使っています。

Pedagogy ー広い意味での教育で、教え、育てるということで、単に知識や技能を教えるだけではなく、そのプロセスも含んで指導をするという意味の教育

Didacticsーある特定の知識や技能を科学的な知見を大切にして教えることで、育てるというプロセスではなく、教えるというプロセスを大切にして指導するという意味の教育

「教授法」というニュアンスでは使うことはありません。「指導法」あるいは「教育」という意味でpedagogyを使います。それに対して、didacticsは、根拠のある指導法のことで、ある程度効果が評価されているプロセスとして方法として使います。

どちらがよいかということではなく状況や場面によります。私としては、教育は、多様で柔軟であるほうがよいと考えているので、pedagogyを使う傾向があります。日本語では、「指導」や「学びを支援する」などとして、「教授する」とは言いません。

What is the Difference between Didactics and Pedagogy?では、

While didactics is a discipline that is essentially concerned with the science of teaching and instruction for any given field of study, pedagogy is focused more specifically on the strategies, methods and various techniques associated with teaching and instruction. 

別のウェブ(Pedagogy or Didactics?では、

Pedagogy examines the principles, aims, and foundations of education, while didactics focuses on the methods, techniques, and strategies of teaching. Pedagogy analyses education in a broad sense, whereas didactics focuses on the teaching and learning processes of specific content. Pedagogy is a more theoretical discipline; didactics is practical and competency-driven.

      Five Major Pedagogical Approaches

教育は、多くの人が重要だと言います。しかし、日本の教育政策は明治以来の思考を変えることができません。「少ない予算で最大の効果を出すためにどうするか」という富国強兵的な考え方で、個々の人の成長を培うのではなく、人を国の資源と考え、役に立つ人材を育成するという思考は変わっていないように思います。授業料を無料化しようという政策の議論を聞いていると、そんな気がしてなりません。


卒業式 なんとなく想う 淡い日々



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