All religions explained in 10 minutes
宗教(religion)は日本にとってはあいまいな考え方です。基本的には、仏教が主で、古来からある神道と結びつく(神仏習合 )という考えで定着してきたと考えられます。明治になり、神道を国教として、神仏分離令(1868年)により神社と寺が別になりましたが、文化的には離れることなく生活には結びついてきました。戦後は、キリスト教やイスラム教など、その他の宗教も今日では自由となり信仰されています。学校教育では、宗教に関する教育は行われていません。
基本的には、私のように無宗教という意識の人が多いと思います。ヨーロッパの国々を訪ねて触れ合った人の様子を見ていると、キリスト教の伝統や文化が中心ですが、宗派は様々で、年配の人は教会などに行きますが、若い人は行かない傾向にあるようです。しかし、基本的には聖書にもとづく精神が浸透しているようで、共通した意識を持っているように感じます。最近では、イスラム教圏の移民の人たちが多くなり、軋轢が生まれることもありますが、大半は、それぞれの宗教や考え方を受け入れ共存しようとしているのが現状です。
宗教や民族などに由来する争いは絶えません。特に、最近の世界の争いの根底に宗教的な対立が顕になっています。ロシアとウクライナ、ミャンマー、インド、パキスタン、アフガニスタン、イスラエルとハマスなど、直接の要因が宗教でなくても、火種となる可能性のある背景が宗教の違いに根強くあります。幸い日本は、現状では大きな対立はありません。が、1995年のオウム真理教はカルト教団の恐ろしさを経験させてくれました。
高橋和巳という作家がいました。宗教を扱った『邪宗門』を高校生の頃に読みました。そのほか、『非の器』『我が心は石にあらず』など、当時の世相を反映した人の葛藤を扱った作品を思い出します。以前に書いた高校生の頃の堀泰雄先生が推薦してくれたと思いますが、細かい内容は忘れましたが、破滅、憂鬱、転落などを扱うテーマがどれもこころに残っています。
統一教会に解散命令が出ましたが、報道を見る限りでは、解散しないような状況です。被害にあった人の影が薄くなり、報道も少なくなり、結局存続するような勢いです。以前、聖書について書きました。聖書は戦いの記録です。迫害や悲惨なことがあっても、神を信じる記録です。どんな迫害があっても生き残ってきた記録です。宗教は、高橋和巳の小説とは違い、発展していきます。「信じるものは救われる」という単純ですが明快なメッセージがどのような宗教にも共通してあるような気がします。
私の家庭は創価学会の信者でした。子どもの頃はそのような集会にも参加させられ、勤行というお経も暗記していました。しかし、私は高校生になると遠ざかりました。そのリーダーで信仰心のあった人は大学生になって自殺しました。何があったのかは知りません。私にはこの経験がずっとあります。その後学生運動や教職員組合などもなぜか経験しましたが、いずれも組織の息苦しい経験があり、子どもの頃のことを思い出してやめています。
Do We Need Religion? | 0-100
その後宗教については興味を持っていますが、どの宗教にものめり込むことはしないと思います。
陽だまりに 猫もまどろむ 春深し
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