2025年8月5日火曜日

Forests and grasslands / 森と草原 2025年8月 4日(月)& 5日(火)

熊本県の奥阿蘇というところに行きました。阿蘇山カルデラの中にいます。森と草原と山並は日本の原風景のような感じがしますが、原風景がなんであるかは知らないのでなんとも言えません。しかし、美しいです。阿蘇のこの辺りは杉とか檜が植林され、山を覆っています。また、草原にはススキが生えていて、牛や馬が放牧されています。しかし、ススキが大きく育っているところがあります。聞くところ、放牧がされていないからだと言います。しかし、その大きくなるススキは茅葺(thatching)に使われているそうです。

森、森林(forests)は、場所にもよりますが、日本にはかなりあると思います。OECDの国では、フィンランド、スウェーデンに次いで3番目で、68.4%と言われています。昨日とある森林などが多くある場所を車でめぐりました。杉の森です。そういう場所を通っていると、森林はたくさんあり、それほど心配ないように思います。かえって手入れが行き届いていないので、少し密集しすぎていて、荒れているような印象も持ちました。実態は分かりません。

世界遺産となっている森林に関する内容は、UNESCO World Heritage Forestsに紹介されています。

Forests are some of the most biodiversity-rich habitats on Earth. They play a crucial role in climate regulation by absorbing carbon dioxide (CO2) and are considered as one of the most cost-effective forms of climate action.

They are also vitally important for human well-being and survival. It is estimated that around 1.6 billion people - including more than 2,000 indigenous cultures - depend on forests for their livelihoods, medicine, fuel, food and shelter.

劣化(degradation)は進み、森林の保存は急務となっています。

私が育った草津温泉の環境は、平地とは違い、標高の少し高いところでした。カラマツやシラカバの木が多く、草原という場所は少なく、近くには草津白根山があり、温泉もあり、平地の生活とは違う環境でした。現在は、その頃とだいぶ変わっています。が、決して乱開発はされているわけではなく、全体的に過疎化が進んでいる場所です。

日本の森林は、24,954,800 hectaresであり、世界では23番目とあります。国土の割合からすれば妥当だと思います。耕作地は、4,444,000 hectaresで、世界では57番目です。今回の米騒動からすると、耕作地が少なく、森林地域が多い国だと実感します。それも、フィンランドやスウェーデンと較べると山間地域に森林があるので、伐採して運び出すのにも、伐採した後の植栽にも人手がいるので、現状では林野業は衰退の一歩を辿っているようです。

森は、単に地球温暖化に影響を与えるだけではなく、動植物全体に影響を与える場所です。地球全体からすれば、熱帯雨林の減少の問題の方が大きいでしょう。日本は島国で、人口減少が今後激しくなります。地方の森の近くに暮らしている多くは高齢者です。過疎化だけの問題ではなく、人里が無くなり、森がますます荒廃していきます。動植物にとってはひょっとすると人間いなくなることによりよい環境になるかもしれません。が、耕作地はますます荒廃し、人は都会の一部に集中するでしょう。それでも日本はこれまで培った科学技術力と経済力で国家を維持するのかもしれません。

しろうとのぼやきですので、このようなことを書いても意味はありません。森の話題に戻りましょう。森林は、人間が生きる意味でも重要です。日本の神社や寺院を見てみると、自然、それも、森と深く関係していることがよく分かります。多くの神社は森の中にあります。森は独特の雰囲気を保ちます。古来よりそのような環境は神聖な何かを感じさせる場所です。森林浴(forest bathing)は日本独特の癒しでありセラピーです。日本では、結核の人の療養所としてサナトリウムという隔離施設がありました。英語では、sanitarium, sanatoriumと言います。小説などによく出てくる療養所で、『トトロ』にも出てきました。

森はその空気が違い、人を癒す効果があると言われています。私も一時期そのような生活を楽しんだ経験がありますが、住むとなるとたいへんで虫や湿気や草刈りや落ち葉や、とにかく毎日のように手入れをしないとやっていけません。癒しの瞬間は、朝早く森を眺めながらコーヒーを飲むというような瞬間か、森や林の中を散歩していて動物に出会ったりすることです。クマとは遭遇したことはありません。

森だけでは、たぶん阿蘇の自然の美しさは成り立たないのです。草原があるからであり、カルデラの大地に広がる水田があるからでしょう。そのすべてが生態系の中で育まれていると感じます。都会にいるとわかりませんが、森や山の近くに来ると気候の違いがはっきりとわかります。やはり山育ちだったので、山のあるところに来ると落ち着きます。しかし、私の育った山は、この阿蘇とは違います。どちらも美しいと思います。それだけではなく、世界中にそれは言えます。今年最初に訪れたタスマニアがそうでした。日本とはまったく違う自然ですが、やはり美しいです。それは、ただの自然ではなく、管理する人がいるからであり、生物全体がそれを作り出しています。このような生態系や多様性が地球を美しくしていると思います。無意味な争いはやめるべきでしょう


森がある 夏座敷から 森に入る


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