2025年5月12日月曜日

Architecture / 建築 2025年5月12日(月)

   Architalks: Shigeru Ban


坂茂という建築家が好きです。考えがすばらしいと思っています。建築は、ただ設計をして何かの建築物を造ることと考えていましたが、それだけではなくいろいろな意味を持っているようです。Britannicaは次のように説明しています。

architecture, the art and technique of designing and building, as distinguished from the skills associated with construction. The practice of architecture is employed to fulfill both practical and expressive requirements, and thus it serves both utilitarian and aesthetic ends. Although these two ends may be distinguished, they cannot be separated, and the relative weight given to each can vary widely. Because every society—settled or nomadic—has a spatial relationship to the natural world and to other societies, the structures they produce reveal much about their environment (including climate and weather), history, ceremonies, and artistic sensibility, as well as many aspects of daily life.

それぞれの場にあったようにデザインした建築物で、その場に適した美も目的としているということのようです。しかし、建築はもっと拡大して多様に社会に根ざしているように思います。

確かに、これまでも世界中で多様な建築様式があることは周知の通りです。日本だけでも世界に誇る木造建築があります。それはその土地の風土や気候に合わせて発展して、さらに、それぞれの様式が模倣と創造によりさらに複雑になり、思考や文化、宗教、技術の発展により、多様な装飾も施され、建築物に家具や内装や外装などが様々に工夫され、美術工芸、土木や都市計画など、経済や生活とかかわり、今日至っています。

必要に応じて建てられた建築物は歴史的、芸術的に価値を持ち保存されます。廃墟となったとしても保存されます。それらの建築物は実務的な目的以外に価値を持ちます。現在でも、斬新な建築物は次々と造られています。その中には世界遺産(world heritage)として登録されているものもあります。世界遺産は、文化(cultural)、自然(natural)、複合(mixed)の3種類ありますが、952ある文化遺産の多くが何らかの建築物です。

オランダにあるRietveld Schröderhuis (Rietveld Schröder House)は、一見ごく普通の家ですが、当時では斬新な家で、訪れたときは何が世界遺産なのかよくわからないほどでした。しかし、その後その価値が少しずつわかるようになりました。やはり、生活の中にある芸術なのだということです。建築は絵画とも彫刻とも違い、生活の中にあります。そこで人が暮らすわけで突拍子もない建築は造形でしかないかもしれませんが、生活の中にあることが多く、建築家はそのことを最優先し、アイディアを出し、設計し、建設中に少しずつ修正して、その意図に沿った役割をすることが確認されてこそ価値があるわけです。それこそが建築の価値なのではないかと思います。

遺産として価値が出るということは、そこにその建築の意味があったわけであり、当初の意図とは違います。それはその価値があります。保存する価値のある遺産は文化であり、それが建築物であれば建築としての意味あると考えます。

若い頃建築家になりたいと思ったことがありましたが、その頃の建築学科は、色覚異常(color blindness)の人は受け入れないような状況がありました。私はそれで諦めました。現在はそうではありませんが、現在でもそのような噂は、そのように学校での検査で指摘された人は心を悩ませるようです。いずれにしても、それほどの熱意を持っていたわけではないので、すぐに方向性を変えました。しかし、その後も建築物には興味を持っていましたが、私は建築家という仕事を誤解していたようです。


母の日や 建築家夢見た あの頃



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